「視線を奪う」にはどうすればいいか

いわば私たちは、その大量の視覚情報を上手に捨てることができたヒトの子孫です。そのため、捕食者・獲物・異常事態という生存上重要そうな情報を迅速に抽出できる一方、その他の情報を容易に見落としやすいという性質を生まれながらに持っています。ですから視覚は「騙されやすい警報装置」というわけです。

錯視や両眼視野闘争など、視覚は興味深いテーマが溢れており、それぞれの研究だけで本が何冊も書かれているほど奥深いものです。

これ以上の専門的な解説はそちらに譲るとして、ここでは作為的に「視線を奪う」というニューロマーケティングの仕掛けテクニックの観点から、ヒトが生存するために獲得してきた3つの重要な視覚に関する特性①動き、②パターン変化、③色コントラストのうち、③に絞って解説します。