[日本料理] 辻留
――茶の湯の心が隅々に生きる、懐石料理の名店
昼は松花堂弁当(向附、椀盛、菓子、薄茶)1万500円、懐石コース(向附、椀盛、口取、煮合せ、焼物、進肴、留椀 御飯、果物、菓子、薄茶)1万5750~3万6750円。夜は2万6250~4万5150円。
東京都港区元赤坂1-5-8 虎屋第2ビルB1 TEL.03-3403-3984
営業時間/12:00~14:00、17:00~21:00 日休
個室4室80席 サービス料10% 要予約
1 茶懐石の流れに沿って先附に始まり、薄茶で締めくくる早春の献立から。椀盛の蛤真丈、若布、蕗の薹、人参。
2 お造りの甘鯛、菜の花。
3 煮合せは、湯葉と伊勢海老たたき寄せ、水菜。
4 焼物は鱒の塩焼き、木の芽酢。北大路魯山人の薫陶を受けた3代目主人・辻義一さんの「食は上薬」との矜持から供される、四季折々の旬の素材が織りなす洗練された奥深い滋味。その濃やかな心配りに、「体が清らかになるような、基本に立ち返るような気持ちになります」と仲道さん。お茶を習っていることもあり、かつては辻留料理塾に通っていたことも。モーツァルトが好きな辻さんは、仲道さんのコンサートにもたびたび足を運ぶ。