1日中、パソコンとにらめっこ

難波は専門部出身で、仕事用パソコンに向かってロボットの動作をプログラミングすること。プログラマブルコントローラという制御装置のソフト開発だ。プログラマブルコントローラはシーケンサとも呼ばれ、自動機械の制御に使われる他、エレベーター、自動ドア、ボイラー、テーマパークの各種アトラクション(遊具)など、身近な機械の制御にも使用される。運搬用ロボットにも当然、使われている。彼の仕事についてはそれ以上、説明のしようがない。ひたすらパソコンに向かう。

しかし、最先端の仕事とはそういうものだ。仕事風景とは朝から晩まで空調のきいた部屋でパソコンに相対する。一見、楽に見えるけれど、ロボットのプログラマブルコントローラのソフトを開発している部屋で笑っている人は誰ひとりとしていない。

トヨタ工業学園では、3年間の高等部、1年間の専門部に分かれて自動車開発の基礎となる技術を学ぶ
撮影=プレジデントオンライン編集部
トヨタ工業学園では、3年間の高等部、1年間の専門部に分かれて自動車開発の基礎となる技術を学ぶ

心に残っている授業は「3時間にも及ぶ講話」

難波は学園時代に心に残っている授業についてはこう言った。