「すぐやらない」クセは周囲に伝染していく

まるで見た人の行動が脳の中の鏡に映っているような現象のため、これらの働きを担う神経群は「ミラーニューロン」と呼ばれています。

ミラーニューロンは、1992年にサルの脳でその存在が発見され、その後、ヒトにも存在することが明らかになりました。

たとえば、他人が「ものを握る」動作を観察すると、観察した人の脳内の、左下前頭回、上側頭溝、左縁上回、右小脳後部、右運動前野背側部、補足運動野吻側部が活動するという結果が得られています。これらの部位はものを握ったときの感覚やどのくらいの力で握るかという手の動きを司っています。自分はものを握っていないのに脳内では握ったときと同じ状態になるのです。