志望動機書はA4サイズの用紙で1枚程度、職歴書は長くても2枚程度に収めるのが鉄則である。レポートのように長々とした書類が添付されていたら、内容以前に読む気が削がれるだろうし、情報整理力の欠如という点でもコンサル失格といえるだろう。

また、最初のほうで書いたことと後で出てきたことのつじつまが合わない、数字のズレなども当然チェックされる。手書きの履歴書であれば、最初に書いてある字は丁寧だが、最後になって乱れてくると「根気がない」とみなされた。それと同様、書類に誤りや理屈が合わないことがあると、「ヘンだな」と思われて、はねられてしまう。書いたものはしっかりと見直そう。

では、実際にどのような内容をどう書けば、面接までこぎつけられるのか。

職務経歴書:まずは経歴の概要を。その後も項目を立て読みやすく

(1)自分の職歴を一目でわからせる

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職務経歴書の一例

最初に概要として経歴、実績をコンパクトにまとめる。「これなら会ってみたい」と思わせるよう、簡潔にアピールしよう。

(2)長い文章は読みづらく埋没する

得意分野やスキルもずらずらと羅列するのではなく、項目立てて説明すると読みやすくなる。

(3)成果に至るまでのプロセスが重要

所属した会社と期間を書いたら、それぞれ関わった仕事ごとに【状況説明】【成果(結果)】【自分の役割】などを分類。成果に至るプロセスやアプローチなどに重点を置き、採用側が「こういう考えができるなら、わが社でも問題解決できそうだ」と思うような書き方にしよう。部署異動があれば、同様に繰り返し書いていく。