4社に1社は「債務超過」、しかも…

借入金が多ければ、当然、会社の自己資本比率(総資本のうち純資産が占める割合)は高まりません。自己資本比率についてはのちほど詳しくお話ししますが、これが50%以上になるのが健全な経営です。

ところがTKCのデータでは、自己資本比率が50%以上の会社は全体の36.7%にすぎません。一方、債務超過企業が25.8%もあります(TKC経営指標WebBAST 2025年1月30日公開)。

ちなみに金融機関の多くは、融資先に50%の自己資本比率は求めません。自己資本比率が30%以上なら、「優良」な会社と見なします。金融機関はお金を借りてもらわないと困るので、望ましい自己資本比率を低めに設定するのです。しかしその甘い基準でも、25.8%の会社が「債務超過」の状態にある。それが中小企業の現状です。