労働時間と仕事のストレス度は比例しない

世界経済フォーラムは2021年、労働時間の変化をまとめたレポートを発表しました[3]。そこには、「労働時間に関する研究をまとめると、先進国の多くでは労働時間が大幅に減少した」と書かれています。同レポートによれば、過去150年間で平均労働時間は劇的に減っており、ドイツでは60%ほど、英国では40%ほどの減少が見られました。

ちなみに日本では、厚生労働省が「毎月勤労統計調査」によって昭和30年代以降の労働時間の推移を発表しています。同調査を見ると、総実労働時間は1955年時点で年間2356時間。2014年度には、1841時間まで減少しています。

しかし、労働時間の増減だけを見比べて、「昔よりも労働時間が減っているから、暇の問題など気にする必要はないじゃないか」と結論づけるのは早計です。