「トランプ関税」で大幅に狂った日銀の利上げプラン

やはり気になるのは、今後、変動金利がどこまで上昇するのかという点に尽きるだろう。

日銀の次の利上げに関する金融市場の見方を紹介すると、3月までは、日銀はほぼ半年ごとに利上げを実施していることから、6月あるいは7月の金融政策決定会合での0.25%の利上げを想定していた。どちらかと言えば、7月に参議院選挙があることから、選挙後の7月を有力視していた。2000年以降、日銀は選挙前に利上げをしたことがないからだ。

ただ、ここにきて、いわゆる「トランプ関税」が日銀の金融政策の行方に大きな影を落としている。連日ニュースで報道されているように、米トランプ大統領が発表した「相互関税」が、世界的な景気後退を引き起こすのではないかという懸念が台頭し、金融市場の動揺が続いている。