長期的な視点が個人の強みになる

そのため、どういう理由でそこに投資したのかという説明ができなければなりません。当然、毎年のように決算が設けられており、決算日の後日には資金の出し手に対して、運用成果をレポートすることが義務づけられています。つまりプロ投資家は、少なくとも年単位でしっかり成績を出さなくてはならないのです。

もし成績が出せなかったら、その時点でクビ、または要注意ファンドとして記録されてしまい、資金を引き上げられてしまいます。もっと言うと、毎月運用報告書を投資家に開示するため、「月次」リターンを作る必要があります。月末、四半期末、年末に利益確定の動きが起こりやすいのはそのためですね。

したがって、プロの投資家は自分の生き残りを賭けて、限られた期間で運用成果を上げられるようにするため、必死に努力します。できるだけ1年のうちに結果が出せるような対象に投資しようとします。つまりプロ投資家は、5年、10年という長期の時間軸でずっと保有し続けるような運用はしにくいことになります。