2025年3月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。健康部門の第3位は――。
▼第1位 70歳のセックスがこんなに楽しいなんて…「膀胱、子宮、直腸が腟から飛び出る」更年期障害の女性がやったこと
▼第2位 認知症リスクがどんどん下がる…82歳の脳科学者も実践している「高齢者はやらなきゃ損」な日課
▼第3位 1日3食も、早寝早起きも、朝の洗濯もやらなくていい…医師・和田秀樹「60代から本当に必要な習慣」
▼第4位 「口癖」を聞けば一発でわかる…「ヨボヨボ老人になる人」と「死ぬまでピンピンしている人」の決定的な差
▼第5位 この器官が衰えるとヨボヨボ化が一気に進む…視力でも味覚でもない「認知症の発症を遅らせる」ための必須条件
※本稿は、和田秀樹『60歳でリセットすべき100のこと』(永岡書店)の一部を再編集したものです。
なぜ「洗濯は朝」と決めつけているのか
朝は何かと忙しくてバタバタしますよね。そこで、朝に行っている家事をひとつ減らしてみませんか? 洗濯は朝にしないで夜にする。たったそれだけで洗濯の効率が上がり、時短にもなります。
1回の洗濯にかかる時間は30分から1時間ほどですが、洗濯物が多い時はそれ以上かかることも。同じ時間を費やすにしても、夜のほうが少し余裕があるでしょう。
その日に着た洋服や使ったタオルなどを夜のうちに洗濯すれば、雑菌の繁殖を防ぐことができて、洗濯物が臭いにくくなります。
お風呂の残り湯を洗濯に再利用する場合、入浴後の温かいうちに使うほうが洗剤の酵素がよくはたらき、汚れが落ちやすくなります。また、電力ピーク時間を外して洗濯機や乾燥機をまわすことで、節電や節約にもなるでしょう。
洗濯物は室内干しにして、朝起きたら屋外の物干し竿にそのままハンガーごとかけるだけ。洗濯機をまわして干す時間を短縮できるため、午前中のうちに洗濯物をしっかり乾かすことができます。
朝から洗濯を始めるよりも取り込むまでの時間が早まり、日中の時間を有効に使うこともできます。
今や「あたり前」になっている家事のルーティンが変わると、忙しい朝にちょっとした余裕が生まれます。この空き時間を、趣味やウォーキング、読書や勉強など自分のやりたい「朝活」にあてると、きっと毎日が充実することでしょう。
朝やっている家事を夜にやってみる。そんなちょっとした発想の転換で、新しい時間をつくることができるのです。