障害・病名がない子への配慮はいらないのか

【勅使川原】うちの息子は、「やる気がない」「好きなことしかしない」とか通知表に書かれてきましたが、もしそういう一元的な「学習への臨み方」の評価軸に照らした場合はひっくーいところにいて、指導の対象ということですよね。好きなことはやるなら、それでいいじゃん、とはいかないわけなんですよね。そういうのは「わがまま」で、自律的な学びでも協働的な学びでもないと。

それもあって、この「学校の正しさカード」は、いち保護者としても、脱・能力主義を試行する在野の研究者としても、現場での実践を切望します。ちなみに、実に素敵な取り組みですが、ある意味で「逸脱」例とも言えるでしょうから、浸透には戦略が必要そうですよね? どこからじわじわいこうかな、とかって作戦はあったりしますか。