「ほめる教育」の中では育ちにくい

衝動コントロール力を高めるには、思い通りにならないときも我慢できるように忍耐力を鍛える必要があるが、ほめる教育・叱らない教育がもてはやされる今日、それは非常に難しい。

これには家庭教育も深く関係しており、学校と家庭の連携が必要だが、子どもの心を鍛えてあげるという発想が乏しい親、子どもに甘い親が多く、子どもの心を鍛えることに対する保護者の理解がないといった声も教育現場でしばしば耳にする。保護者の意識を変えてほしいと頼まれることもあるが、なかなか一筋縄ではいかない。

自己肯定感を育むには、忍耐力を鍛え、衝動コントロール力を高める必要があるのだが、そのような力を鍛える教育的働きかけがしにくい時代なので、自分自身で忍耐力を鍛えなければならない時代なのだという自覚をもって日常を過ごす必要がある。