高齢の一人暮らしは認知症のリスクを上げる。発症を防ぐ方法はないのか。専門医に聞いた――。
脳がボケないためにできることがある
日本人の平均寿命は、大まかに言って、女性が87歳、男性が81歳です。ある程度健康な状態で過ごすことができる、いわゆる健康寿命は、それより10年ほど短いと言われています。年を取ってからでも関係のよい夫婦であれば、お互いに支え合いながら生活をすることでしょう。
しかし、80歳を超える頃には、多くは介護が必要な状態になってきます。そして、いつかはどちらかが先に亡くなって、高齢の一人暮らしが始まるわけです。そうなってから焦らないためにも、ひとりで生きていくための準備が必要です。
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