想定外の中学受験で生じた「出費」

30代の時に約3500万円を借り入れして関東近郊にマンションを購入した森さん(仮名)。35年ローンで月々の返済額と修繕積立金などの諸費用の合計は12万円ほどでしたが、ボーナスや臨時収入があるたびに、まとまった金額を繰り上げ返済に充てていました。森さんはご夫婦共に地方出身で、2人とも高校まで公立を選択してきたこともあり、「のんびり子育てしていけばいい」と、子どもが未就学のうちからせっせと繰り上げ返済をしていたのです。……が、それから5年、まさかのピンチに陥ります。

というのも、子どもが小学校に上がった途端、森さん一家の居住地区が“お受験戦争の激戦地”であったことが発覚。周りのお友だちはほぼ全員塾通いをはじめ、遊び相手をなくした子どもは塾通いを熱望。結果、まったく予定していなかった中学受験をすることになってしまったのです。

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写真=iStock.com/baona
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しかも運悪く、同時期に森さんのご両親が体調を崩して田舎に何度も帰省することになり、出費がかさみました。さらに悪いことは続くもので、冷蔵庫や洗濯機といった大物家電が次々に壊れて買い替えを迫られた結果、手元の資金が100万しかなくなってしまいました。