まるで「マスクの買い占め」の時のようだ
昨年12月単月で見ると、全国平均のコメの相対価格は前年同月比60%上昇の2万4665円に達した。値上がりが鮮明になるにつれ、先々のコメ不足に備えわれ先に米を買い求める大勢の人の姿がニュースで報じられた。
一方、高い価格水準に購入をあきらめる人も増えた。そうした状況から、1973年の“トイレットペーパー買い占め騒動”や、コロナショック発生直後のマスクやアルコール消毒液の買い占めを思い起こした人も多いだろう。
コメ価格上昇要因の一つは、異常気象などでコメの収穫量が思ったほど増えない、あるいは減少したことだ。2023年夏の気温上昇の影響で、コメの育成不順が深刻化し生産量は減少した。スーパーの精米コーナーに米袋がない状態に目をつけ、もともと水稲耕作やコメの流通に関係のない事業者までもコメの流通に参入した。報道によると、ITやスクラップ業者が農家から直接コメを買い入れて流通事業に参入した。
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