会長はじめ幹部が泣いた「卒業式の答辞」

今福の下の名前は「しょうり」と読む。彼女は中国の青島で生まれ、6歳の時に母親とふたりで日本にやってきた。コロナ禍の学園高等部の卒業式で総代として答辞を読んだ。わたしは6回、学園の卒業式に出席(うち2回はオンライン)しているが、彼女が答辞で母親に感謝の言葉を述べた時、壇上にいた豊田、河合を始めとして全員が涙を流していたのを見た。悲しいから泣いていたわけではない。誰もが親孝行に感動して泣いた。感動の涙を流していた。

今福は「学園時代は寮に暮らしていましたが、今は母とふたりで実家にいます」と言った。