「災害が起きたら行かせてください」

宮脇は1987年に和歌山県で生まれた。上に2人の姉がいる。子どもの頃から人と話をするのが好きだった。進路を考えたとき、子どもを扱う保育、あるいは介護が頭に浮かんだ。

鳥取大学医学部附属病院 高度救命救急センター 看護師の宮脇貴浩氏
写真=馬場磨貴
鳥取大学医学部附属病院 高度救命救急センター 看護師の宮脇貴浩氏

後者を選んだのは、同居していた祖父が病気がちだったからだ。困っている人の助けになりたいと考えたのだ。専門学校卒業後、大阪府内の介護施設で働き始めている。