東大の研究でわかったこと
ではどうすれば、ワーク・エンゲージメントが高まるのでしょう。そのために重要なのが。やはり「感謝」なのです。職場で集団的な感謝の気持ちを育むと、ワーク・エンゲージメントが大幅に向上します。
東京大学の研究では、72組織の計1187人の従業員を分析したところ、「集団的な感謝」が高まるほど「仕事への取り組み」「ワーク・エンゲージメント」が向上することがわかりました。
「集団的な感謝」とは、職場の中で「感謝の言葉」が日常的に飛び交う状態です。
# 何かお手伝いをしてもらったら、「ありがとう」と言う
# 仕事が終わったら、同僚や上司から「ご苦労様」とねぎらいの言葉がかけられる
# 感謝の気持ちを、メール、メッセージで送る
# リーダーが率先して感謝の言葉を伝える
# サンクスカードなどで、互いに感謝を伝え合う仕組みをつくる
# 1on1などの、個別のミーティングで、感謝を伝える
# 月間MVPなど、具体的な表彰制度を設ける〈会社からの感謝〉
# 社内報で、感謝のエピソードを紹介する〈会社からの感謝〉
# 感謝イベントの実施〈会社からの感謝。例:ディズニーランドのサンクスデー。キャスト(従業員)だけでディズニーランドを貸し切り、無料で楽しめる〉
# 研修などで「感謝」の重要性を伝える
# 仕事が終わったら、同僚や上司から「ご苦労様」とねぎらいの言葉がかけられる
# 感謝の気持ちを、メール、メッセージで送る
# リーダーが率先して感謝の言葉を伝える
# サンクスカードなどで、互いに感謝を伝え合う仕組みをつくる
# 1on1などの、個別のミーティングで、感謝を伝える
# 月間MVPなど、具体的な表彰制度を設ける〈会社からの感謝〉
# 社内報で、感謝のエピソードを紹介する〈会社からの感謝〉
# 感謝イベントの実施〈会社からの感謝。例:ディズニーランドのサンクスデー。キャスト(従業員)だけでディズニーランドを貸し切り、無料で楽しめる〉
# 研修などで「感謝」の重要性を伝える
これらの行動により、従業員同士、上司から部下、先輩から後輩、チームメンバー同士、リーダーからメンバーへ、会社から従業員へ。感謝のネットワーク(感謝のつながり)が、複雑になるほど、異なるメンバー同士で感謝するほど、チームの信頼感が強まっていくのです。
会社として「感謝の文化」が、企業風土として定着するほど、「ワーク・エンゲージメント」が高い会社ができ上がる、というわけです。
まさに、感謝は仕事と会社のための、最強のツールなのです。