夫を事業に引き入れ「ウマミソース」開発

海外で和食を作る時、最初にぶつかる壁は、だしだ。だしの材料となるかつお節や昆布、いりこなどはもちろん、インスタントのだしの素なども手に入りにくい。

さらに、海外では宗教や健康上の理由から厳しい食事制限をしている人も多い。そこで、原材料に動物性の材料や小麦粉、そしてアルコールを使わないめんつゆの製造を決意する。2021年夏にフォロワー数が100万人を達成し、「日本版マーサ・スチュワート」を目指すようになった頃だ。マーサ・スチュワートはアメリカで有名な料理家で、主婦としての経験を活かして自身のブランドを立ち上げ、キッチン用品などを販売しており、「カリスマ主婦」と呼ばれている。

目指すめんつゆを「ウマミソース」と名付け、2021年10月から醤油メーカーとの商談を始めたが、大手数社からは断られた。インフルエンサーとして真剣に話を聞いてもらえなかったり、「Kimono Mom」のブランドで売り出すことへの抵抗が強かったりした。