天皇皇后両陛下イギリスご訪問
6月には、天皇皇后両陛下が国賓としてイギリスを訪問されました。晩さん会ではチャールズ3世国王陛下が「英国にお帰りなさい」とあたたかいお言葉をかけられ、日英の友好の歴史の新たな1ページとなりました。
お2人ともオックスフォード大学に通われた経験があり、天皇陛下はマートン・コレッジ、雅子さまはベイリオル・コレッジご出身。滞在中は赤いガウンをまとわれ、オックスフォード大学を再訪問。陛下が当時住まわれていたマートン・コレッジの寮の部屋からお2人が顔を出された写真には、知性と品格と喜びがあふれ出ていました。
天皇陛下は英語でスピーチをされ、「英国のお金に慣れておらず、ついコインより紙幣を多く使ってしまい、大量にコインがたまってしまいました」「あるとき、財布からコインがいっぺんにこぼれ落ちた」と、上品なユーモアを交えられ、会場では笑いが起こっていたそうです。天皇陛下というお立場ながら、日常の失敗談を話して笑いを誘う……その話術とサービス精神に感動したエピソードです。
皇族とオックスフォード大学のご縁は、1925年に秩父宮さまがオックスフォード大学に留学されてから約100年の歴史があります。また、英国の王室が日本の皇室と親交を深めたのは、1881年にジョージ王子が船で日本に立ち寄られ、日本に好感を抱くようになったことがきっかけです。
そのあと、日英同盟に発展するほど両国の絆は深まりました。そのような歴史があってこその「お帰りなさい」という言葉だったのでしょう。
このご縁は、これからも受け継がれていくのでしょうか。後述する悠仁さまが将来、海外に留学されるという説もありますが、他の皇族方のように英国のオックスフォード大学に留学されるのかどうか、渡航先に注目が集まります。イギリスとの友好の絆が続くことを祈ります。
小室圭さんのエグいセルフプロデュース
さて、大学時代の同級生で現在アソシエイト弁護士の小室圭さんと2021年秋にご結婚されて皇室を離れた秋篠宮家の長女・眞子さんはアメリカに飛び立って3年がたちました。海の向こうで自由に暮らしながら、日本のメディアに対するイメージ操作もぬかりなく、小室さんは実はかなりのセルフプロデュース力を発揮されているように見えます。現地の司法試験に2度落ちたのを忘れるくらい、小室さんのエリート伝説が更新されています。円安もあって年収は約4000万円にもなったと伝えられ、かつての金銭トラブルの額が少なく思えてくるほど。
英語にコンプレックスがある日本人に向けてか、小室さんは英語の論文を出したり、英語でインタビューする音源を出したりして、何かと騒ぎ立てる日本のメディアを沈黙させることに成功しつつあります。
極めつけは、英国のニュースサイト『ザ・ロンドン・エコノミック』に2024年10月に掲載された小室さんのインタビュー記事。それによると、小室さんを「経済安全保障の専門家」「国際貿易とコンプライアンスのオピニオンリーダー」と紹介し、「アメリカと日本の異文化貿易のダイナミクスを強化するうえで急速に影響力を持ち始めている」とのことです。
また、アメリカで日本企業が成功するようにサポートしており、こんなコメントも残しています。
「私は、革新的な新興企業を含む適切な日本企業が、市場にアクセスし、パートナーシップを構築し、アメリカに子会社を設立し、アメリカ政府にアクセスする方法を確実に見つけられるようにすることに情熱を注いでいます」
アメリカと日本の両国が相互に経済発展するにはどうしたら良いか、という壮大なミッションで働いている小室さんは、すっかり手が届かない存在に……。きっとそんな小室さんを眞子さんは心強く、自分の見る目にまちがいはなかったと思って惚れ直されていることでしょう。
さらにセルフプロデュース力を感じられるのは、NYで眞子さんと一緒のお姿がキャッチされるときはだいたい手をつないで仲が良さそうなお姿で写っている点。自分たちは幸せで、成功も愛も全て手に入れた、というメッセージを発信しているようです。かつて自分たちをバッシングした人に対して眞子さん、小室圭さんともに見返して「ドヤ顔」をしているようにも見えます。小室さんの圧勝ぶりを見ると、日本人全体でがんばって円安から脱却しなければ、と鼓舞される思いです。