「友」にも「敵」にもなりうる食べ物

パンとチョコレートを食べても、太りたくないなら、ドクター・ミラクルのアドバイスのように頭を使う必要がある。返ってくる喜びを最大にして、犠牲を最小にするのだ。実際、ドクター・ミラクルはちょっとした楽しみが成功の鍵だと主張していたし、彼の処方に従うと、わたしはチョコレートを食べる必要があった。ただし少量だけ。さらに自分が食べているものに対する理解を深める必要もあった。

ようするに、どう扱うかによって友だちにも「敵」にもなりうる食べ物を、フランス式に楽しむ方法をドクターは教えてくれたのだ。大切なのは、感覚を意識すること、つまり分量、品質に対する感覚、全体的な健康を思い描く目だ。

わたしはすでに自分がチョコレートに夢中だということを告白した。それは基本的にチョコレート中毒ということだ。まちがいなく、母からの遺伝だと思う。母は驚くほどたくさんのチョコレートのデザートを知っていたし、チョコレートそのものを食べることも大好きだった。おかげで母のためにおみやげを買うのは実にたやすかった。