発言その③

「候補者にカネなど出してはいない。政党支部に出している」

by 石破茂首相(自民党総裁)

【大人げなさ鑑賞ポイント】

10月27日に行なわれた衆院選の最終盤、自民党の派閥裏金問題で非公認になった候補側に、党本部が2000万円の「活動費」を支給したことが判明。野党は実質的な選挙資金の提供であり、「偽装非公認」だと強く批判します。ちなみに、公認候補の党支部に支給された「公認料」と「活動費」の合計も同じ2000万円でした。

内閣総理大臣・石破茂
内閣総理大臣・石破茂(写真=内閣官房広報室/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons
石原壮一郎『昭和人間のトリセツ』(日経プレミアシリーズ)
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誰がどう見ても「裏公認料」ですが、石破首相は24日に広島市で行われた街頭演説でこの問題に触れ、「候補者にカネなど出していない。政党支部に出している」と主張。さらに「報道に負けるわけにはいかない」と責任転嫁をしつつ開き直ります。しかし、金権政治が批判されている中での臆面もない現金バラマキは、自民党の本質や思い上がりっぷりを見事に浮き彫りにし、受け取った側からも「ありがた迷惑」という声が上がりました。