■聖心女子学院初等科・中等科・高等科校長 大山江理子先生

成長の段階を実感できるものって、印象に残るものですね

私はシスターですので子供はおりません。ここでは、私が子供のころ、父母からもらった贈り物をご紹介します。それは今も大切にしている万年筆です。

小学校5年生か6年生の誕生日か何かのときだったでしょうか。父母が相談して、「そろそろこういうものを使ったら」という意味でくれたのだと思います。私はそのとき、大人扱いしてもらった、これから大人の世界に入っていくんだなと、とても嬉しかったことを覚えています。

ずっと愛用している万年筆。小学生のころ、これを使うことで「大人になった気分」になっていました。
ずっと愛用している万年筆。小学生のころ、これを使うことで「大人になった気分」になっていました。(出典=『プレジデントFamily2025冬号』)

母は自分でもよく万年筆で、さらさらと手紙を書いていました。特にお礼状を書くことをとても大切にしていましたね。その姿を見ていましたから、万年筆をもらうことで、私も大人になっていくんだなあと思ったのです。