日本人に染み付いた「ハード優先の思考」

令和の日本において優勢を誇っているのは、製造業と商社、金融である。日本では、かつての経済発展を支えた大企業が今も大きな影響力を有しており、基本的な社会構造がバブル前から変化していないことがうかがえる。「実体のあるもの」を作ることが尊重されると言ってもいい。

Windows95が爆発的な人気を博した頃、初めてパソコンを手にした人びとはWindows95を使うためにはNECやシャープ、富士通のパソコンを買わなければいけないことを知った。

その時、「日本のトップメーカーがアメリカのソフトを入れてパソコンを売るサービスを始めたんだな」という認識を持った人は少なくないだろう。これは、「(目に見える)ハード優先の思考」と言える。