“ツッコミ”は使いどころを間違えてはいけない

これらを理解したら、次は自分で「何が安心感に繋がるか」を考えてみてください。

それが習慣になれば、「人のために」を考えられる人になるはずです。そういう人に、街路灯に集まってくる虫のように、自然と人は集まってくるでしょう。(たとえ、キモくてごめんね)

ちなみにお笑いのツッコミも「安心感」を与える行為です。場にツッコめる人がいれば「何を言ってもおもろくしてくれる」という安心感が生まれます。だから「なんでだよ」や「なんでやねん」とツッコめることは、安心感を作る引き出しになるのです。

しかし、そんな便利なツッコミでも、次のように人のことを下げるツッコミは、ツッコミではありません。むしろNGです。

「お前の話さっきからずっとつまんねぇんだよ!」
「ブサイクなのにさっきから何カッコつけてんだよ!」

人から好かれるツッコミとは、「スベった人を助けるツッコミ」「言い間違い、聞き間違いなどの失敗をした人をフォローするツッコミ」などです。

(ダジャレでスベった人に)
「今、令和やで? ダジャレ1本でウケるか〜!」

(「昨日『ユーリンチー』食べたの?」と言おうとして)「昨日『遊園地』食べたの?」
「いや俺、『遊園地』は食べないから!」

こうした人を助けるツッコミを心がけていきましょう。

「共通点を探す」よりも効果的な“会話術”がある

会話が盛り上がらなかった経験ってありませんか? それはとある思い込みが原因の可能性があります。雑談を盛り上げたい場って、大抵こういうときだと思います。

初対面の会話
仕事先のお客さんとの会話
商談時のアイスブレイク

握手を交わすアジアのビジネスパーソン
写真=iStock.com/kazuma seki
※写真はイメージです

しかし、こういう場ではいつもの自分のように話せないことが多いですよね。(あと気になる子との会話! あれは、なぜなんだ‼)

大抵の人は会話するときに、こんなことを意識していると思います。

共通点を探す
話をしっかりと聞く
リアクションを大きくする

これも別に間違いではありません。しかしもっと重要なことがあります。