知らなかった? マイクの持ち方新常識
マイクの持ち方にも「コツ」があります。
よくやりがちな両手でマイクを持つ「女性アイドル握り」。
肩がすぼまり、緊張しているように見えることがあるので、「ずっと両手で握りつづける」持ち方はあまりおすすめしません。
おすすめは「利き手でない手でしっかりと握り、もう一方の手で適度にジェスチャーを入れる」スタイル。
また、マイクの柄の下のほうを持つと、マイクが揺れやすく、上のほうを持つと、手が口まわりを隠してしまいます。
ですから、「柄の真ん中あたりをしっかりと持つ」が正解。マイクの角度にも注意が必要です。マイクを床と平行にした「ロック歌手握り」は口が隠れてしまうのでNG。
口から2〜3センチ離し、床と45〜80度の角度で持ちましょう。
「腕を組む」はあり? なし?
最近、メディアやホームページなどで、腕組みをして写真に写る企業幹部をよく見かます。はたして、あのポーズはOKでしょうか? NGでしょうか?
私も普段、よく腕組みをします。
理由は、温かく感じるなど、安心感や心地よさがあるから。
研究によると、人は、深く考えているときや困難な課題に取り組んでいるときに腕組みをしやすく、集中力がアップする効果もあるそうです。
元FBIのエージェントで、ボディランゲージの専門家であるジョー・ナヴァロは「自分を抱きしめるセルフハグのようなもので、安心感があるポーズ」だと分析しています。
ただ、「腕を組む」ポーズは、人前で、不安、緊張、恐怖を感じているときに出やすいとも言われます。
ポートレートなどでは、「自分を強く見せられる」「自信ありげに見える」と好まれるポーズですが、自分をガードしている、人を寄せつけないイメージを与えやすいという解釈もあるのです。
「傲慢に見える」として、絶対に腕を組んで写真に写らない、というポリシーを持つ社長もいるほど。
腕組みと合わせる表情によっても、全体の印象は変わってきます。相手にどんな印象を与えたいのかを考え、自分に似合うポーズを見つけてみましょう。