手の基本位置はどこか? 股間の上は要注意
多くの人が戸惑うのは、立ったときの「手」の置き場所です。日本人の定番が、股間の前で手を組むポーズ。
写真を撮られるとき、人前に立ったとき、お辞儀をするとき、この格好をしている人は大勢います。じつはこの姿勢、海外では「イチジクの葉のポーズ」と言われ、リーダーシップを印象づけたい人は注意が必要です。
旧約聖書で、アダムとイブがイチジクの葉で大切な部分を隠し、嘆きながら楽園を出ていった、というエピソードから名づけられたポーズですが、「大切な部分を隠す=自信がない」と見えてしまうと考えられているのです。
このポーズだと、肩がすぼまり、自分を小さく見せてしまうデメリットがあります。
ですから、立って話すときの手の基本位置は、「おへそ近くで、両手を軽く組む姿勢」をおすすめします。この姿勢であれば、次のジェスチャーをするのに、手をわざわざ体側や股間から引き上げる必要がありません。
もうひとつの基本位置は「バスケットボールやバレーボールのようなボールを両手で持つ」ようなポーズ。
先ほどの「小さい」「大きい」のジェスチャーですね。両手の幅を小さくしたり、大きく広げたりするジェスチャーを入れていくのが、オーソドックスなスタイルです。
逆に、NGなハンドジェスチャーは、
●人を指差す
●もみ手
●片方の手でもう一方の手首を持つ
●手を体の後ろで組む
●手をポケットに入れたまま
●手を演台に置きっぱなし
●手で髪の毛や首などを触る
●もみ手
●片方の手でもう一方の手首を持つ
●手を体の後ろで組む
●手をポケットに入れたまま
●手を演台に置きっぱなし
●手で髪の毛や首などを触る
など。
不安になると、人は何かを触っていたくなるもの。だから、手首や髪の毛、首など体の一部に手をやってしまうことがあります。気をつけましょう。