向上心が呼び寄せた、巨匠との出会い
向上心は、とどまるところを知らなかった。2000年代初頭に訪れたイタリアのブレシア市で開催されたハンティングフェアで「ハンティング・エングレーヴィング(狩猟用の武器の彫刻技法)」と出合う。
ヨーロッパでは、ナイフなど「狩り」に使う道具を男性ならではの贅沢品と考える文化がある。そして、ナイフ本体よりもそこに豪華な模様などを彫ることにお金を費やすそうだ。「当時でも、巨匠の作品となると彫刻費用だけで1000万円以上だった」というから、すごい世界だ。
当然、フェアに来ているのは高価なハンティングウェアを着た富裕層の男性ばかりで、女性は美知子さん1人だった。
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