「吊るす収納」で水回りの掃除を減らす

本間さんが予防掃除を提唱して11年。その間に、さまざまな予防掃除が流行した。

2013年から2016年、本間さんはよく水回りに吊るす収納を提案していた。浴室では、洗い場の床・棚に置いたイスやシャンプーボトルの底に水垢がこびりつきやすい。濡れたまま放置すると、ピンク色の菌類が繁殖することもある。その掃除をしないで済ませるには、吊るす収納にして接地面をなくせばよい。

「当時は、シャンプー類の詰め替えパックに専用ホルダーを装着し、タオル掛けなどにフックで、あるいは吸盤タイプのフックを壁に付け引っ掛ける方法をご紹介していました。詰め替えパックをそのまま使えば、詰め替え作業も省けます」と本間さん。ところがその間、マグネットつきの浴室用品が増えてきた。「マグネットつきの洗面器、フックをつけやすいシャンプーボトル、浴槽の縁に掛けやすいバスチェアなど、吊るせるグッズがずいぶん増えました」と話す。実はユニット浴室の場合、壁面は壁パネルの裏に鋼板が入っていることが多いので、磁石がくっつく(※壁の材質によりくっつかない場合もある)。そのことが知られるようになり、今はマグネットつきのシャンプー用棚などが市販されている。