有権者からは「中道政党」だと見られていた

私が取材を重ねた維新の分析レポート(11月18日発売『「嫌われ者」の正体』所収)に一部重なるのだが、その取材結果から問いの答えが見えてくる。

石戸 諭『「嫌われ者」の正体』(新潮新書)
石戸 諭『「嫌われ者」の正体』(新潮新書)

2年前の参院選で政治学者、秦正樹(政治心理学)に取材をした。彼の実証分析によれば、大阪に限らない全国規模の維新支持層や評価を分析するとそこに明確な特徴を大きく2つ観察することができる。1つ目は維新という政党がどう見られているかだ。秦らの研究グループは有権者への調査でこんな質問をした。

主要政党のイデオロギーについて、0を最も左派、10を最も右派、真ん中を5としたとき、主要政党と回答者自身をどこに位置付けるか。最も右派と評価されたのは自民、左派は共産と社民、立憲も左派寄りと見られていたが維新は中道に位置し、有権者の立ち位置ともっとも近かった。