ほかにも予習すべきことはある。美崎さんは参加者の予習不足を嘆く。

大手化粧品メーカー勤務 
美崎栄一郎さん

「読書会なら必ず本を読んでから参加すること。当たり前のようですが、できていない人が多い。何となく参加していると、何となく時間が過ぎて、何も得られずに帰ることになります」

復習として、勉強会で得た知識などをSNSやブログなどでアウトプットする。知識や人脈自慢をするのではなく、読者に資することを心がけることがポイントだ。それをきっかけに「こんな情報や勉強会もあるよ」と教えてくれる人も出てくるだろう。

選び方や参加の仕方だけでなく去り際も大切だと大田さんは話す。

「会がとても居心地のいい場所になったら、そこで得られるものが少なくなった証拠。だから僕の場合、それ以上そこには行かなくなります」

勉強会は仲間と切磋琢磨する場所。ある程度の緊張感が必要だ。

超・愛妻家 大田正文
平日は大手IT企業に勤める営業マン。早朝や休日は延べ会員数2000人を超える合計5つの勉強会を主催する。Facebook「愛妻家大田正文」で検索、Twitter:aisaikamasa、Google:「愛妻家」で検索。

大手化粧品メーカー勤務 美崎栄一郎
1971年生まれ。大手化粧品メーカーで商品開発を担当。勉強会や交流会を多数主催し、1000人以上の社外ネットワークを構築。『成果を生む人が実行している朝9時前のルール』など、著書も多数。
(小林雄一=撮影 PIXTA=写真)
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