「言葉は八分」のベクトル合わせ
大久保尚武●おおくぼ・なおたけ
1940年、北海道生まれ。62年東京大学法学部卒業、同年、積水化学工業入社。89年取締役、93年常務、97年専務、99年1月副社長、同年6月社長。2009年3月より現職。大学時代にボート競技の日本代表としてローマ五輪に出場。現在、社団法人日本ボート協会の会長も務める。
1940年、北海道生まれ。62年東京大学法学部卒業、同年、積水化学工業入社。89年取締役、93年常務、97年専務、99年1月副社長、同年6月社長。2009年3月より現職。大学時代にボート競技の日本代表としてローマ五輪に出場。現在、社団法人日本ボート協会の会長も務める。
1988年9月、ソウル五輪のボート競技で、日本選手はエイトで9位、かじ無しペアとシングルスカルは予選で敗退した。このとき、日本ボート協会の強化部長を務めた。48歳。4年前のロサンゼルス五輪に続き、メダルに届かなかった。
ボート競技は、自分の人生の大きな柱だ。いろいろなことを学んだ。仕事にも通じることが、多い。数多くある団体スポーツのなかで、全く質が違う。大半の競技は、選手それぞれが役割を持ってプレーするが、ボートに「個人」はない。「一艇あって、一人なし」。この言葉に、すべてが表されるように、全員が呼吸を合わせて、一つになる。
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