研究の仕方を学ぶ

2つ目は、アカデミックな実績をつくれるからです。大学で勉強するために入試を受ける以上、大学でおこなわれているアカデミックな研究がもっとも受け入れられやすいのは当然です。自己流でがんばることが悪いわけではありませんが、研究の仕方を本物の研究者に学べるのであればこれ以上の実績づくりはないでしょう。

そうはいっても「大学の研究に参加するなんて、私には無理!」という方もいらっしゃるでしょう。もちろん大学側も、すでに勉強している人だけに向けて研究会やワークショップを開催しているわけではありませんので、その分野の初心者の人が参加することに問題はありません。それでも、場違いにならないかと心配してしまう気持ちはわかります。

そういう人へ、活動実績の最初の一歩目としてのオススメは地域のボランティアやワークショップへ参加してみることです。

ボランティア
写真=iStock.com/South_agency
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気軽に参加できるボランティアもよい

ボランティアは、みなさんの地元のお祭りなどのイベントスタッフや、幼児や小中学生と遊んだり、勉強を教えたりする教育系のボランティア、外国から来た方に日本語や日本の文化を教えたりするものもありますね。

ワークショップについては、地元のまちづくりを考えるものや身近な公園の保全活動について考えてみるイベントもあります。大学が主催するような本格的なものではなく、地元の小学生や中学生に混ざって考えてみるものもあれば、地元の協会の大人が補助してくれるようなものなど、気軽に参加できるものが多いです。

たとえば教育学部を目指そうと考えている高校生の方は子どもたちの面倒を見たり勉強を教えたりするボランティアに参加してみるとよいと思いますし、国際系の学部に挑戦したい方は外国から来た方をサポートするボランティアなどがよいですね。