はじまりは平和主義的な戦争ゲーム

将棋は、長い歴史を持つゲームです。もともとは、古代のインドで考案された「チャトランガ」というゲームだとされます。これは、戦争を模したゲームで、兵士や象(古代インドでは象は兵器の一種です)に見立てられた駒を動かして、勝敗を決めたそうです。

「戦争を模した」というと物騒ですが、チャトランガは、戦争好きの王様がむやみに戦争をしないように、本当の戦争のことを忘れて、熱中してもらうために作られたゲームだという伝説があります。戦争を模しているけど、平和主義的というのが、興味深い伝説ですね。