スーパー側がセブンの商品力を支えている

それは、「金のハンバーグ」や「金のボロネーゼ」などセブンプレミアムの商品開発を担っているのが、ヨーカ堂やヨークベニマルといったスーパー側の開発部門だからです。

セブンプレミアムの開発体制の人数は、加工食品の分野では、ヨーカ堂などスーパー側所属の開発者が19人で全体の半分以上を占めており、生鮮食品の分野ではその数が39人で全体の約4分の3を占めており、スーパー側が食に強みを持つセブン‐イレブンの商品力を支えているのです。

このような足枷を伴う今回のグループ再編計画は、非中核事業をひとくくりにしただけで構造改革が前進したとは言えず、祖業との出資関係を断ち切る覚悟が足りないという見方もできます。グループ構造最適化に向けたビジョンとそれを進めるためのマイルストーンが企業価値の向上とセットで示されていないのも懸念されるところです。