早期に見つければ、死亡率を下げられる

ただ、大腸がんの場合は、がんの発生から深刻な状況になるまでに通常5〜10年ほどかかるため、ある程度進行しても命が助かることは多いのです。

便潜血検査でも死亡率を約6割も減らせるという報告もあります。何より「さぁみんなで内視鏡検査をしましょう!」といえるほど大量の検査を行う施設がありません。ですから、まずは年に1度の便潜血検査でファーストスクリーニングをしていこうというのが日本の現状です。