自慢話に乗っかってもだれも得しない

いろいろな「マウント」のタイプと、その対処法を紹介します。

① ワタシえらいだろ型(地位を誇示したいばかりに、自慢話ばかりに走る人)への対処

典型的なマウンティングのタイプでしょう。「話題に合わせて、それに役立つ自身の人脈を紹介してくれたり、その人自身の立場を使ってくれたりする人」がいると、それはなかなか得がたいものであり、助かることもあります。

しかし、それがエスカレートしてくると、延々そういう話を繰り返したり、自分が自慢できる話題にむりやり転換したりする人がいます。「こんな凄い人と知り合いだ」とか「こんな凄いことをやった」と言われると、まあ普通「凄いですねぇ……」としか言いようがありません。

そういう「見せかけのポジティブ反応」が、さらにその人を、悪い方向に調子付かせてしまうのです。

アイコンタクトで「つまんない」とほのめかす

【ソフトな対処法】自慢話に、いちいち律儀に反応しない

ポジティブに反応するから、その行動が強化されると述べましたので、その逆をやればいいのです。ただ、無視するのもなんなので、「へぇー」くらいでいいでしょう。+αのコメントなど一切いりません。

そうすると相手は「コイツを何とかひざまずかせてやろう」と思い、ますますいろいろとかぶせてくるでしょうが、そこはぐっとこらえて、微笑をたたえながら流すのがいいと思います。

【ハードな対処法】他の人に目を合わせる

わざわざその人に喧嘩を売る必要はありません。平和が一番です。だから直接的に失礼なことをしてはいけませんが、間接的に「皆、あなたの話、つまんないと思っていますよ」と感じてもらうことくらいならセーフです。

一番おすすめなのは、目をそらすのでもなく、うつむくのでもなく、他の人にそれとなく目を合わせ、「何かのアイコンタクト」をしているような印象を与えるのです。でも「この人つまんないね」とやりとりしている証拠はどこにもありません。ごまかせます。