相手から嫌がられる「メールのタイミング」
忙しいタイミングは「ここ」
では、社外の人にメールを送る場合、相手が忙しいタイミングはいつでしょうか。
一般的には、次のようなタイミングは忙しい人が多いです。
◎週明け
金曜日の夕方から土日に届いたメールがたまっている
◎週の終わり
「今週が期限」のような依頼メールがたくさん届く
◎月初
月末で締めた処理や月初の連絡などでメールがたくさん届く
◎月末
月末の処理に関するメールがたくさん届く
これはあくまでも想像の世界で、業種や職種によって忙しいタイミングは変わります。
ただ、仕事をする中で周囲を観察して、これまでの返信をよく見れば、忙しいタイミングは分かるものです。
絶対NG! メールを送ってはいけないタイミング
終業時間ギリギリのメールは、極力やめておきましょう。
終業時間が18時の相手に、金曜日の17時頃にメールを送ったならば、相手は当日のうちに対応することは難しいでしょう。
そうすると、相手は仕事をやり残したまま、週末を迎えることになります。
あなたは仕事が手から離れて、晴れ晴れとしても、相手にとってはそうではありません。
ずるい人は、こういった時間も意識して、メールを送っています。
1.相手のタイミングを考慮してメールを送る
2.週明け、週の終わり、月初、月末の送信は配慮する
3.終業間際にメールを送らない
「月に1回のメール」が仕事のチャンスにつながる
メールに隠されたもう1つの目的
メールを送る目的は人それぞれです。
相談メールならば「アドバイスをもらいたい」と思って送ります。依頼メールならば「相手に対応をしてもらう」のがゴールです。
報告や連絡、お知らせなどのメールは、返信が必要なかったとしても、相手にしっかりと受け止めてもらいたいという目的があります。
ずるい人は、そうした目的以外にも、プラスアルファの思いを込めてメールを送っています。
メールの切れ目が縁の切れ目
ずるい人は、月に1回メールを送り続けることで「いつか一緒に仕事がしたい」と思った人との関係が続くことを知っています。
なぜそんな送り方をするのかというと、数年後の未来を見据えているからです。
メールが届けば、そのたびに「あ! ○○さんだ」と相手に思い出してもらえます。
メールの本文に近況報告や、ちょっとした提案があれば、さらに記憶に残りやすいかもしれません。興味を持って返事をしてくれる人もいるでしょう。
メールの返事がなくても、開封されなくても、ガッカリすることはありません。
送信者名を見た時点で「○○さんか、今回は返信(開封)しなくていいや」と、存在は認識してもらえているからです。