【家計簿を習慣づける3カ条】

① レシートを溜めない

リビングに、「シャーペン・レシート入れ・家計簿」の3点セットを常備し、帰宅したらすぐに財布からレシートを出し、レシート入れに入れる。そこにレシートが溜まってくると記録も溜まってることが目に見えて分かるし、リビングに3点セットを置くことで隙間時間に家計簿記入作業に取りかかりやすい。

② 支出はざっくり分かればOK

完璧を目指して一生懸命家計簿をつけようとするとかえって負担になり、続かなくなる。ざっくり分かればいいくらいの軽い気持ちでつけるようにする。

③ 家計記録は一週間単位で報告

本来は1カ月つけたらその写真を送ってもらうようにしているが、続かない人の場合、まずは一週間ごとに出すことを目標にし、ペースをつかんでもらう。

かくして、1カ月分の家計簿ができました。費目の中でも目立って膨らんでいたのは、月14万円の食費。マイさんの習い事費(「妻費」と分類)は6万円。9万8000円の教育費は、息子さんの私立高校の学費と習い事費です。学費はいいとして、食費と妻費がこれほど膨らんでしまったのは、上述の理由の通り。

【図表】古川さんちのメタボ家計BEFORE⇒AFTER

食費については、まず買い物回数を減らすこと。少なくとも一週間に1回は買い物に行かない「支出0円デー」を作るようにしてもらいました。かつ、「自分へのご褒美」にちょっといいものを買うのはいいけれど、メリハリをつけてもらうことに。

習い事費については、その自己投資はどれだけ実になっているか振り返ってみることをアドバイス。ほとんど実になっていないことを反省したマイさんは、習い事費を6万円から1万8000円に大幅カット。食費は、月14万円から12万円まで削減できました。