「四川料理よりもずっと辛い」唐辛子たっぷりの一皿

1.湖南料理

中国の内陸部、湖南省の料理を指す。ここ1~2年、日本のテレビ番組などでも「実は四川料理よりもずっと辛い」と紹介されて有名になった。湖南料理の辛さは花椒ホワジャオの痺れる辛さではなく、唐辛子の辛さだ。中国八大料理のひとつに数えられるが、日本にはこれまであまり浸透しなかった。

唯一、以前からあった店といえば、新宿歌舞伎町にある「湖南菜館」だ。湖南料理の老舗的な存在で、経営者の李小牧氏がメディアで有名になったこともあり、都内のマスコミ関係者などの間ではよく知られた存在だったが、当時は「ガチ中華」という言葉もなく、特別珍しい料理を提供しているという印象もなかった。

しかし、近年、東京・高田馬場の「李厨」や、系列の「湘遇TOKYO」などがガチ中華としてメディアで紹介されるようになり、湖南料理というジャンルも注目されるようになった。最近よく名前を耳にするのは「味上湖南菜館」。湖南省発の店で、東京・上野に上陸。在日中国人で賑わっている。