お酒も大好きで、毎日、浴びるように飲んでいた

ラーメンだけではない。お酒も大好きだ。コロナ禍の前は、毎日のように飲んでいた。これは仕事を始めた頃からずっとそうだ。

お酒も大好き
出所=『イラスト日記 ゆるして!糖尿病』(主婦の友社)

毎夜、六本木や新宿の酒場で飲んで、仕事の憂さを晴らす。昼ごはんを食べながら、ビールを飲んだこともしばしばある。もちろん仕事中である。

酔ってイタズラもやった。若い頃には、新橋駅の噴水に飛び込んだことがある。そういえば、山手線の電車に、同僚と2人で3mほどの材木を担いで乗ったこともあったな。今ならすぐさまSNSで叩かれるだろう。

絵本作家として生活ができるようになっても、お酒を飲む量は減らない。忙しくなったのでむしろ増えた。そして、ありがたいことに取引先からの接待なんかもある。打ち合わせをしながら飲むこともあるので、ほとんど毎日飲んでいた。

子どもの頃から通っている浅草の「神谷バー」は、ミックスサンド、チョコレートパフェが食べられるのだがアルコールも有名だ。大ジョッキのビールと名物であるデンキブランを5杯飲むと倒れる。これで失敗したこともよくあった。

【Dr 白澤’sアドバイス】
お酒にも依存性あり過度な飲酒はとても危険

アルコールにも依存性があります。その弊害が認知されたのは、マイルドドラッグよりもずっと前のことで、アルコール依存症という病気として認められています。診断基準を満たした場合は、病院で依存症から抜け出すための治療を受けられます。

アルコール依存症に陥ると、お酒を飲んでいないと手がふるえたり、イライラしたり、暴れたりといった禁断症状が現れます。こうなると、自分の意志でアルコールを断つことは難しくなります。専門の施設でリハビリ治療を受けても、アルコール依存症から離脱するのはかなり時間がかかるといわれています。

アルコールは、長期間、多量に摂っているとがんのリスクが高まり、肝機能が低下して深刻な健康被害を招きます。人間関係を悪化させることもあります。それでもやめられない、わかっていてもやめられない、というのが依存症です。

「酒は飲んでも呑のまれるな」という言葉がありますが、まさしくそうですね。