効果を評価し、必要なものだけを使う

一流もショートカットキーを学んでいます。しかし、できる限り多くのショートカットキーを覚えようとは思いません。タイパ(時間生産性)の観点から「必要最低限のショートカットだけを覚える」という方針を採ります。それだとタイパを確実に上げることは無理ではないかと思えますが、実はその選び方に高度な戦略があります。

一流はまず、自分がどのような作業に最も多くの時間を費やしているのかを明確にし、その作業を効率化するショートカットを選びます。次に、そのショートカットが実際にどれほどの効果をもたらすのかを計測し、絶えずその効果を評価、再評価します。このような方法で、必要最低限のショートカットを継続的に見直しているのです。

さらに一流は、ショートカットを単なる「操作の省略」だとは考えません。彼らにとって、ショートカットは「目的までの最短ルート」なのです。ですから、新しいショートカットを知っても、すぐに記憶しようとしているわけではありません。その新しいショートカットが、現在使用しているショートカットよりも効果が高いと確信した場合のみ、学習します。この「必要最低限の効率化」こそが、一流が持つ最も重要な特性なのです。