4位 石破茂 219票
「なってほしい人」ランキングでトップとなった石破茂氏だが、否定的な意見も多く4位に。話し方や表情などの見栄えをその理由に挙げる人が圧倒的に多かった。
「喋り方が嫌」(神奈川県・42歳女性)
「政治、ましてや国際舞台においては、ある種の『華』やハッタリや勢いも重要であり、石破氏にはそれが見えない。沈んだ目つき、暗い声は見ているだけで気分が沈む。G7があったとして、いつもの集合写真に石破氏が並んだのを想像すると絶望する」(東京都・70歳男性)
“経済オンチ説”に厳しい意見が
「週刊文春」では経済オンチ説が報じられているが、アンケートでも手厳しいこんな意見が……。
「緊縮財政派であり、円高だから金利を上げるべきと述べるなど、経済を分かっていないため」(静岡県・49歳男性)
「経済が全くわかっていない。昨年末のインタビューで本来の資本主義を取り戻すと述べていたが、ただの緊縮派としての発言で、何を言っているのか本人も理解していないのではないか」(長野県・67歳男性)
これまで総裁選出馬は4度
これまで総裁選出馬は4度。しかし、これまでの経歴に対して反対票が集まる結果になっている。
「ずっと総裁選に挑戦しているイメージがある。古い自民党の人」(大阪府・33歳男性)
「石破氏は自民党が政権から転落したとき、あっさり離党しました。私は自民党が苦しい時こそ党に残り、仲間と力をあわせて奮闘するのがひとの道だと思っています。石破氏はいまでも許せません」(東京都・70歳男性)
「一度自民党を離党した男が立候補する事自体おかしい事だ」(石川県・84歳男性)
今回の投票者中最年長である東京都の99歳男性は「発想が古い」と一刀両断。フレッシュさとは程遠いベテラン感が不支持を集める要因となってしまった。
3位 高市早苗 305票
前回2021年の総裁選に安倍元総理からの支持を取り付け、岸田首相に次ぐ2番目の国会議員票を獲得した高市早苗氏。安倍カラーが反対の主な理由として挙がっている。
「安倍元首相の影がちらつくので」(広島県・42歳男性)
「安倍べったりだから」(奈良県・75歳男性)
「右寄り過ぎる。タカ派過ぎるから。安倍政権時代の『忖度』『憲法改正前のめり』が再現しそうでよくない」(東京都・43歳男性)
支持層へのイメージに対する声も
「戦争がはじまりそうだから」(北海道・61歳女性)などタカ派としての言動を危惧する声も。一方で、支持層自体を忌避する声も根強くある。
「偏った人たちに囲まれ国民との感覚がずれている。時代錯誤な方向に進んでしまいそう」(東京都・49歳男性)
「本人には悪いイメージは無いが、支持している人間が狂信的なイメージがある」(兵庫県・52歳男性)
前回の総裁選でも党員票が伸び悩んだ高市氏。「なってほしい人」アンケートでは2位に上り詰めるなど、保守票をしっかり取り込んでいるだけに総裁選出馬となった場合は、浮動票でどれほど上積みできるかがポイントとなりそうだ。