披露宴会場を沸かせた田中角栄の「伝説のスピーチ」

20日後にはロッキード事件1審判決があるという日程でしたが、角栄先生は私の親代わりということで、ずっと母の横に立って来客に立礼をしてくださいました。

実は私たちは、角栄先生に仲人をお願いしました。すると角栄先生は「何を言っているんだ。お前にはもう、親父がいないじゃないか。俺は、お前の親父さんの代わりにお前のお袋さんの横に立ってやりたいんだ」と言われました。私も父と角栄先生の深い絆を見てきて、そうしていただくことが、天上の父にとっては何よりも有り難いことだろう、と思い、改めて親代わりをお願いしたのでした。

今振り返っても分不相応な、盛大な披露宴でした。角栄先生が親代わりで、主賓が当時蔵相を務めておられた竹下登先生でした。