人生が永久に変わるかもしれないカウンセリング
● 町一番の栄養士を見つけて、オーダーメイドの食事プランを立ててもらう
栄養管理も、何をどうすればわからないなら、町一番の栄養士を見つけて、オーダーメイドの食事プランを立ててもらおう。必ず食物アレルギーの検査を受け、何を、いつ、どのくらい食べるべきかを明確に理解したい。すばらしい栄養士のカウンセリングを一度受けただけで、人生が永久に変わることもある。
● 毎晩8時間寝る訓練を始める
「訓練」と言ったのは、朝まで目を覚まさずに寝られる人は少数だからだ。それは生物学的原因ではなく、寝るための身体と環境の準備を整えていないためだ。そこで次のことを試してほしい。寝る前の1時間は、スマホ、パソコン、テレビなどの画面を見ない。夜間の室内温度を摂氏20度に調整する。
外からの光や音を遮断する。夜中に目が覚めても、起き上がったり、スマホをチェックしたりしない。そのままじっと横たわっていることに慣れる。何があっても8時間はベッドで横になっていなければならないと自分の身体に教え込むのだ。
この他の睡眠のコツについては、私のよき友人アリアナ・ハフィントンの著書『スリープ・レボリューション 最高の結果を残すための 「睡眠革命」』(本間徳子訳・日経BP社・2016年)を一読することを勧める。
20分間のウエイトリフティング、20分間の有酸素運動を週2回ずつ
● パーソナルトレーナーをつける
最適な体づくりを、人生の主要目標の1つに掲げるのなら、何があっても、トレーナーなしで健康の最適化に取り組むべきではない。もちろん、自宅でワークアウトの動画を見たりするのはかまわないが、トレーナーをつけて逃げられない環境をつくったほうが、良い成果が得られる。
もしトレーナーを雇う金銭的余裕がない場合は、驚異的な体づくりに成功している友達を探して、一緒にワークアウトをしてくれないか訊いてみよう。この際、邪魔なプライドは捨てる。友達についていけなくても、行くのをやめないこと。ワークアウトのついでに社交も日課にしよう。
● 「2・2・2」プラン
シンプルなビギナープランをお望みの人には、医師が許すなら、「2・2・2」プランを提案したい。20分間のウエイトリフティングと、20分間の有酸素運動を、それぞれ週に2回ずつ行うというものだ。すべてのセッションを、全力の75パーセントくらい――すなわち高強度で行う。
激しい運動は週に4回だけと言い換えることができる。あとの3日は、早足のウォーキングを20~45分間程度でいい。
繰り返すが、これがあなたに最適なメニューかどうか、主治医に相談してほしい。そして強度は、徐々に上げていくこと。何もしたことがない状態から、いきなり75パーセントの強度を目指さない。
さもないと、ケガやひどい筋肉痛を起こして、この運動は自分には無理と結論づけてしまいかねない。それは最悪のシナリオだ。
● ストレッチをもっともっと頻繁に行う
5~10分の軽いストレッチかヨガを、毎日の朝晩に行うと、身体が柔らかく、動きやすくなる。身体のコリや緊張がほぐれるのだ。