相手の話を聞きたくないときは、どう対応するといいか。作家の有川真由美さんは「いつも愚痴や悪口を言っている人は、思考のクセなので、まともにとり合わないことだ。『そうですかー』『そう思ったんですね』などと薄いリアクションをしつつ、5分10分聞いたら、『ところで、明日は休みですよね』などと話を切り替えるといい。もっともよくないのは、共通の敵をつくって、愚痴や悪口でつながることだ。幸運な考え方の人は、安易にネガティブな言葉は使わない」という――。
※本稿は、有川真由美『話し方を変えれば運はよくなる』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
愚痴や悪口を5分10分聞いた後の「切り返しフレーズ」
「愚痴を言ってもなんにもならないよ」
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「そうなんだー。たいへんだったね。ところで、明日のランチ、どこ行く?」
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「そうなんだー。たいへんだったね。ところで、明日のランチ、どこ行く?」
あなたは同僚や友人、家族から愚痴や悪口を延々と聞かされたあと、ぐったり疲れたことはありませんか。
相手は「会社に腹が立つわ~」「あの人、仕事できないよね」と吐き出すことでストレスを発散しているのですが、そんな心の毒を受け取ると、こちらまで気分が毒されていくのです。
我慢して聞くのもイライラするし、「愚痴を言ってもしょうがない」とばっさり切り捨てるのも角が立つでしょう。
いつも愚痴や悪口を言っている人は、思考のクセなので、まともにとり合わないことです。
同調すると「話が合う」と勘違いして、接近してくるでしょう。
「そうですかー」「そう思ったんですね」などと薄いリアクションをしつつ、5分10分聞いたら、「ところで、明日は休みですよね」「そういえば、ウォーキング続いてます?」などと話を切り替えるといいでしょう。
もっともよくないのは、共通の敵をつくって、愚痴や悪口でつながることです。
一時的に傷をなめ合っても、長期的な幸せからは遠ざかってしまいます。
幸運な考え方の人は、安易にネガティブな言葉は使いません。
それをいちばん聞いているのは自分自身。嫌な気持ちになって自分自身を傷つけることを知っているからです。