「競合が少ない」というアドバンテージがある

僕のこれまでの経験で考えると、島の家を賃貸物件として貸し出すことに対して、あまり神経質になる必要はないと思っています。

僕は現在、全国で数百軒の家を賃貸住宅として貸し出していますが、島の賃貸物件というのは、主要4島の場合と比べて賃貸のハードルが低く、入居が決まる確率も高いと感じています。

永野彰一『一生お金に困らない島投資の始め方』(クロスメディア・パブリッシング)
永野彰一『一生お金に困らない島投資の始め方』(クロスメディア・パブリッシング)

その理由は、主要4島と比べて、競合する物件が少ないことにあります。

東京に住みたいと考えている人が、都内で家を探して予算に合った物件が見つからなければ、隣接する埼玉や千葉、神奈川に目を向けることができますが、島の場合は、そうした選択肢がありません。

限られた地域、限られた物件の中で選ぶしか方法がないため、賃貸物件としてのハードルが下がるだけでなく、賃貸の候補として選ばれる可能性は非常に高くなるのです。

これもまた、島投資の大きなアドバンテージの一つだと思います。

【関連記事】
1都3県で「衝撃の格差」が生まれている…これから「資産価値が上がる街」と「下がる街」大解剖
新宿、渋谷にはない「衣食住」が揃っている…不動産のプロが「今が買い」と太鼓判を押す「サブカル街」の名前
首都圏の2倍の料金に目がテン…「青森移住10年」でわかった"日本一の短命県&生活費バカ高"のカラクリ
家の寿命が「たった30年」なのは先進国で日本だけ…「シロアリだらけの家」を住宅業界が放置する本当の理由
新NISAで「オルカン」「S&P500」だけを買うのはおすすめできない…リスク回避で組み込むべき投資先