海藻サラダにトマトやピーマンを“ちょい足し”

・ひじきや昆布
海藻類には鉄分が豊富で、夏向きの冷製サラダや和え物として取り入れると良いです。

・豆類や豆腐
大豆製品や豆類(黒豆、小豆など)は鉄分が含まれており、夏場でもサラダや冷や奴などで摂取できます。

・ナッツ類
アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類にも鉄分が含まれています。軽くローストしておやつとして食べるのも良いです。

・水分補給を忘れない
熱中症予防のためにも水分補給が重要です。鉄分を含む食品を摂取する際も、水分をしっかり摂りながらバランスよく食事を摂ることが大切です。

・ビタミンCを摂取する
ビタミンCが豊富な食品(柑橘類、トマト、ピーマンなど)と一緒に鉄分を摂ると、鉄分の吸収が向上します。

・肉や魚と野菜を一緒に食べる
肉や魚の食事に野菜を添えることで、食物繊維の影響を抑えて鉄分の吸収を助けます。

豆腐サラダ
写真=iStock.com/yuliang11
※写真はイメージです

鉄の摂取を妨げる「要注意食品」

・カルシウムの多い食品
鉄分の吸収を阻害することがあるため、同時に多量の乳製品(牛乳、チーズなど)やカルシウムサプリメントを摂るのは避けたほうが良いでしょう。

・タンニンが含まれる食品
タンニンが含まれる紅茶やコーヒーは、鉄分の吸収を妨げることがありますので、食事の前後に摂取するのを控えると良いです。

「夏バテ」「熱中症」の予防には、当然、水分の摂取と塩分の摂取はとても大切です。しかし、そもそも、食事の中の栄養素のバランスはとても重要で、特に朝の欠食は禁物です。

朝から、鉄分を多く含むタンパク質(肉、魚、卵料理)と野菜をたっぷり摂取し、水分と塩分をしっかりと摂ってから1日の行動をスタートさせることを心がけてください。

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