脱サラ起業のきっかけになった14の問い
本書を手に取られている読者のみなさんは、「人生を変えたい」「新しい一歩を踏み出したい」「自分が変わりたい」という想いを抱いた成長意欲や向上心をお持ちの方だと思う。想いの強さは人それぞれでも、そういう気持ちがなければ、この本を読もうとは思わないはずだ。
私が会社を辞めるかどうか迷っているとき、もっと具体的な質問をいつも自分に投げかけ自問自答していた。その質問は次のようなものだ。
① 会社でやりたいこと、挑戦してみたいことがまだたくさんあるか?
② 会社の中での自分の明るい未来が描けるか?
③ 自分があこがれる理想の上司はいるか?
④ 自分は会社にとってかけがえのない存在か?
⑤ この先、昇給が期待できるか?
⑥ この先、昇進が期待できるか?
⑦ この先、キャリア、スキルアップが期待できるか?
⑧ 仕事、生活のためには、自由は制限されても仕方ないと思うか?
⑨ 自分の仕事が社会に貢献していると実感できるか?
⑩ 今の仕事が自分には天職(ライフワーク)だと思うか?
⑪ 月曜日の朝、気持ちよく起きて会社に行けるか?
⑫ 今の仕事は、もともと自分がやりたかった仕事か?
⑬ 今の自分は、なりたかった自分なのか?
⑭ 今の仕事、あるいは会社生活を通して、自己実現ができると思うか?
② 会社の中での自分の明るい未来が描けるか?
③ 自分があこがれる理想の上司はいるか?
④ 自分は会社にとってかけがえのない存在か?
⑤ この先、昇給が期待できるか?
⑥ この先、昇進が期待できるか?
⑦ この先、キャリア、スキルアップが期待できるか?
⑧ 仕事、生活のためには、自由は制限されても仕方ないと思うか?
⑨ 自分の仕事が社会に貢献していると実感できるか?
⑩ 今の仕事が自分には天職(ライフワーク)だと思うか?
⑪ 月曜日の朝、気持ちよく起きて会社に行けるか?
⑫ 今の仕事は、もともと自分がやりたかった仕事か?
⑬ 今の自分は、なりたかった自分なのか?
⑭ 今の仕事、あるいは会社生活を通して、自己実現ができると思うか?
20代の頃、「No」は3つくらいだった
この問いに対しての答えは、20代30代40代で答えは違う。
新入社員から間もない20代は、緊張感も半端なかったがヤル気に満ちていたと記憶している。会社も順調に業績を伸ばし、いつの間にか誇らしいほどに堂々たる超優良企業という地位を確固たるものにしていた。その会社の成長に合わせて自分も成長しているような気がして頼もしかった。当時はバブル全盛期で将来に不安を抱く人は今よりもはるかに少なかったという時代背景も大きかったはずだ。
だからこの14の問いに対して20代の頃の「No」は⑩⑪⑫くらいで、それ以外は「Yes」、当時はモチベーションが高かったことを伺わせる。
それがバブル崩壊で、閉塞感を肌で感じるようになった30代、そして管理職に昇進する40代。キャリアを積めば積むほど未来への期待は尻すぼみになり、昇給はしていくものの、責任の重圧から先のことを考えれば考えるほど不安な気持ちになった。この問いの答えが「Yes」から「No」に次々に変化していく。