「他社に行かないか」を見抜く
応募者にとっては、複数の企業から内定を獲った上で、処遇面や社風、やりがい等を比較検討して転職先を決めたいのが当然の本音です。
自社に合いそうな良い人材なら、早めに決めてもらわないと、すべての採用工程に影響が出てしまいます。そこで次のような質問が有効です。
OK!
①「これまでのやり取りを通じて、あなたは非常に優秀であることがわかりました。でも、これだけ優秀なら他社も放っておかないですよね?」
②「いま転職活動中とのことですから、他社も複数受験されていると思います。差し支えない範囲でかまいませんので現在の進捗具合を教えてください」
③「弊社から内定をお出しした場合、受諾するかしないかの決断にはどれくらいの期間が必要ですか?」
②「いま転職活動中とのことですから、他社も複数受験されていると思います。差し支えない範囲でかまいませんので現在の進捗具合を教えてください」
③「弊社から内定をお出しした場合、受諾するかしないかの決断にはどれくらいの期間が必要ですか?」
①応募者側から他社の存在を語ってもらう、いわば誘導尋問の一つです。ここで他社よりも自社を優先している旨が伺えたら、高評価でしょう。
②たとえば「それは回答を差し控えます」と、まともに回答しない人が自社に合うのかが一つの判断ポイントです。
ここで他社の選考がまだあまり進んでいない情報を得たら、ぜひ③の質問をしてみましょう。
③誤解のないように要注意ですが、「実際にいつ入社できるのか?」ではなく、当社で働くかどうかの決断に必要な時間を問うています。一般的な「2週間以内」を一つの目安として、あまりに長いようなら縁がないと見限ることも必要でしょう。